オーダーメイドストッキング

リンパ浮腫の弾性ストッキングで、効果がない、きちんと履けないなどのお悩みはありませんか。
そんな方に完全オーダーメイドストッキングをご提供いたします。

弾性ストッキング 履いた時の問題点チェック

１．部位ごとに適正な圧力で圧迫されていない

弾性ストッキングは、足を適正な圧力でしっかり圧迫されるように出来ています。足首を強く圧迫することでリンパ液が足に滞留するのを防ぎ、浮腫を改善します。正中腓腹筋が腱となる部分 を一番強く圧迫し、ふくらはぎ、ひざ、太ももと上にいくにしたがって圧を弱くすることで、下から上へとリンパ液の流れを促すという仕組みです。一般的なストッキングに比べ、締め付けられる感じが強いです。逆に言うと、締め付けられていなければ、効果は薄いということになります。圧迫感が弱くなってきたら替え時です。

２．均等に圧がかかっていない

弾性ストッキングを履く際は、ただ足を収めるだけでは不十分で、足に適正な圧をかけることが必要になります。このため、履くのにはコツが要ります。最初は指導を受けながら履かないと難しいです。せっかく着用しても適正に圧が掛けられていないと、十分に効果が発揮されませんし、かえって症状を悪化させることもあります。
着用時には、ストッキングが均等に伸びるように気を付けながら左右順番にたくし上げましょう。足を収め終わったら、最後に足を下から上へ何度か撫でてください。

３．脱いだときに横線が入っている

ストッキングを脱いだときに、足に横線が入っているということは、履き方かストッキングに問題があることを示しています。履き方の問題としては、しっかりと生地を伸ばせていない可能性があります。きちんと履くには力が必要で、滑らないように手袋をはめる方法があります。
また、ストッキングの問題としては、患者様の足に圧が合っていないか、生地が劣化して伸びてしまっている可能性があります。生地が劣化しているなら、取り換えが必要です。

４．皮膚に傷がある（蜂窩織炎のリスクになります）

蜂窩織炎（ほうかしきえん）とは、顔面や四肢に現れる細菌感染症です。皮膚や真皮下層が細菌に感染することにより、炎症が起こった状態を言います。特に下肢に現れることが多いです。

基本的に、皮膚に傷がある方は、弾性ストッキングを着用できません。蜂窩織炎を発症するリスクがあるためです。蜂窩織炎を発症すると、リンパ浮腫の状態が悪くなることもあります。化膿したような傷が皮膚にある場合は、必ず専門家の指導を受けてから弾性ストッキングを着用してください。

完全オーダーメイドストッキングについて

三井メディカルジャパンでは、患者様のお身体や浮腫の状態に合わせて、完全オーダーメイドで弾性ストッキングをご提供しています。

ぴったりのサイズが見つからない、うまく履くことが出来ない、しびれや痛みが取れない、お手入れが面倒などのお悩みから、患者様を開放することが可能です。

専用の機械で着圧を測り、詳細に計測し一人一人に合わせて完全オーダーメイドで作成いたしますので、サイズが合わないということはありません。患者様に合わせて作成するのでしびれや痛みもなく着用していただけますし、ご自身に最も適した圧迫ができます。

強く締め付けられリンパ液の流れが止まってしまうのでは、と心配される方も多いですが、その心配はありません。一カ所だけを締め付けているわけではありませんので、リンパ液の流れが止まることはありません。

作成した弾性ストッキングはネットに入れれば洗濯機で洗うこともでき、衛生面でも安心です。

ご希望の方には、提携しているリンパ浮腫専門クリニックをご紹介しております。現在履いているストッキングが合わない方や、症状を改善したい方はぜひお問合せください。

また、指示書が必要な方もお問合せ可能です。診察や、保存的治療、外科的治療を含め、トータルで診てもらえる専門の医療機関です。