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骨盤底筋群が硬いときの問題点は?便秘につながる?原因と対策法

慢性的な便秘に悩んでいるものの、「体質だから仕方がない」と諦めていませんか。

便秘の原因の1つとして、骨盤底筋群の硬さが問題視されています。骨盤底筋群とは、子宮・膀胱・直腸などの臓器が重力で下がらないように、骨盤の下の部分で支えている筋肉のことです。硬くなることにより、便秘だけでなくさまざまな不調を引き起こします。

本記事では、骨盤底筋群の硬化の問題点や、対策方法についても詳しく説明します。骨盤底筋群の硬さによる症状を改善したい方は、ぜひ参考にしてください。

骨盤底筋群が硬いと何が起こる?

骨盤底筋群が硬いと、以下のような症状が表れます。

  • 排泄トラブル
  • 腰痛・肩こり
  • ボディラインの崩れ
  • 骨盤臓器脱

見た目の変化だけでなく、日常生活に支障をきたすこともあるため注意が必要です。骨盤底筋群の柔軟性を保つ重要性について理解を深めましょう。

排泄トラブル

排泄トラブルは、骨盤底筋群が硬いことで生じる症状の1つです。

骨盤底筋群は、尿道や肛門の開閉を調整する役割を担う筋肉です。骨盤底筋群が硬くなると、尿道や肛門をスムーズに収縮・弛緩させられず、排泄のコントロールが困難になります。結果として、以下のようなトラブルにつながります。

  • 尿漏れ
  • 頻尿
  • 便秘

排泄トラブルを放置すると、さらに症状が悪化してしまうでしょう。尿漏れや頻尿などが気になる方は、骨盤底筋群の柔軟性を高めるケアを取り入れることが大切です。

腰痛・肩こり

骨盤底筋群の硬さは、腰痛や肩こりを引き起こします。

骨盤底筋群は横隔膜と連動して呼吸のたびに伸び縮みし、腹圧を一定に保つ役割があります。筋肉の硬化により伸縮性が失われて腹圧が保てなくなると、骨盤が傾きやすくなり、反り腰や猫背といった姿勢の乱れにつながるでしょう。

姿勢が悪く腰椎や僧帽筋(首から肩の筋肉)に過度な負担がかかると、腰痛や肩こりが起こりやすくなります。肩こりの悪化は、頭痛や吐き気の原因となることもあります。

つらい症状を改善しようとしても正しい姿勢が保てない場合、原因は骨盤底筋群にあるかもしれません。骨盤周りの筋肉の柔軟性を上げることで、改善が期待できるでしょう。

ボディラインの崩れ

ボディラインの崩れも、骨盤底筋群の硬さが要因となっているケースがあります。

骨盤底筋群は骨盤全体を支えたり、上半身の筋肉とともに体幹を安定させたりなど、姿勢を保持するための重要な部位です。硬化により骨盤が不安定になると、つながっている上半身の筋肉や脊椎も適切なバランスを維持できません。

次のような見た目の変化が表れるため、体型を気にしている方は特に注意が必要です。

  • 猫背
  • 反り腰
  • ぽっこりお腹
  • タレ尻
  • X脚・O脚

ボディラインの崩れが、体の不調につながる恐れもあります。気になる体型の崩れを改善したい方は、ダイエットとともに骨盤底筋群のケアも取り入れることがおすすめです。

骨盤臓器脱

硬くなった骨盤底筋群は、骨盤臓器脱を引き起こす原因となります。

骨盤臓器脱とは、膀胱や子宮などの骨盤内の臓器が腟から体外に脱出する病気です。初期症状は腟内に違和感を覚える程度ですが、悪化すると尿漏れが生じたり、脱出した臓器が下着と擦れて出血したりします。

骨盤臓器脱の原因は、骨盤内の臓器を支える骨盤底筋群の弱体化です。骨盤底筋群が硬くなると、加えられた力を周囲の組織に分散できず、支持力が低下します。

咳・くしゃみなど瞬発的な腹圧の上昇や排便時のいきみなどで慢性的にダメージを受け続けた結果、骨盤底筋群が臓器を支えきれなくなってしまいます。

重症化した骨盤臓器脱は生活の質を下げる大きな要因となるため、早めの治療が肝心です。

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骨盤底筋群が硬くなると便秘につながる

骨盤底筋群が硬くなると、以下の理由により便秘が慢性化する可能性があります。

  1. 排便に関わる筋肉の柔軟性が低下する
  2. 筋力低下により排便する力がない
  3. 腹圧コントロールが難しい

便秘の原因について理解を深め、骨盤底筋群の重要性を再認識しましょう。

原因1. 排便に関わる筋肉の柔軟性が低下する

骨盤底筋群は排便に密接に関連しており、硬さは便秘の原因の1つです。

排便のタイミングで、骨盤底筋群は腹圧をかけると同時に、無意識に肛門括約筋を緩めて肛門を開きます。一方、排便をしない場合は、恥骨直腸筋が直腸と肛門の間に角度を作り、便が漏れることを防いでいます。

骨盤底筋群が硬くなると、恥骨直腸筋が直腸を硬く締めあげて排便がスムーズに行えなくなるでしょう。同様に肛門括約筋の脱力もできず、排便しにくい状態が慢性的に続きます。

排便がスムーズに行われないと、以下のような体の不調を引き起こす可能性があります。

  • 腹痛
  • 口臭
  • 肌トラブル
  • 頭痛

便秘は単なる排便の問題に留まらず、全身に影響を及ぼす重要な健康課題です。

原因2. 筋力低下により排便する力がない

骨盤底筋群の硬化にともなう筋力低下も排便が困難になる原因です。

排便時には、骨盤底筋群が腹圧を高めてスムーズな排便を促しています。しかし、筋肉が弱ると、排便時にしっかりと力が入らず、体外に便を出しにくくなります。結果として腸内に便が残り続け、便秘は悪化していくでしょう。

骨盤底筋群の筋力低下は、便秘だけでなく骨盤臓器脱にもつながる恐れがあるため注意してください。硬くなった骨盤底筋群では排便時にかかる力を受け止めきれず、膀胱や子宮などの臓器も一緒に押し出される可能性があります。

原因3. 腹圧コントロールが難しい

骨盤底筋群の硬さが便秘につながる原因として、腹圧のコントロールが難しくなることも挙げられます。腹圧をコントロールするには、インナーユニットといわれる以下の筋肉がバランス良く働くことが必要です。

多裂筋(たれつきん)首から腰までの背骨に付着する筋肉
横隔膜胸腔と腹腔の間にある膜状の筋肉
腹横筋(ふくおうきん)お腹の横にある筋肉
骨盤底筋群骨盤の底にある筋肉全体

それぞれの筋肉は相互作用しており、骨盤底筋群が機能しないとほかの筋肉の働きにも影響を及ぼします。排便時にお腹に力を入れたつもりでも腹圧が適切にかからず、便を押し出せない場合があります。

骨盤底筋群の硬化が問題で起こる便秘の解消のためには、筋肉にかかる負担を減らして、柔軟性を上げることが重要です。

骨盤底筋群が硬くなる要因

骨盤底筋群が硬くなる要因として、以下の3つが挙げられます。

  • 妊娠・出産
  • 加齢
  • 日常生活の影響

いずれも骨盤底筋群に負荷をかけるため、弱体化につながる要因となります。自分の骨盤底筋群が硬くなっている原因を知り、改善につながるヒントを見つけましょう。

妊娠・出産

妊娠・出産は、骨盤底筋群が硬くなる要因の1つです。

妊娠中は、赤ちゃんの重みが子宮に加わるため、臓器を支える骨盤底筋群には大きな負荷がかかっています。負荷が長い間続くと、筋肉が緊張した状態になり硬直化してしまうことがあります。

出産も妊娠時と同様です。自然分娩の場合、赤ちゃんが産道を通過する際に、骨盤底筋群が大きく引き伸ばされ、ダメージを受けます。

妊娠・出産を複数回経験した方は特に骨盤底筋群が硬くなりやすいため、日常生活でダメージを減らすよう意識してください。

加齢

加齢にともない骨盤底筋群が硬くなることもあります。

加齢は全身の筋力を低下させる要因であり、骨盤底筋群も例外ではありません。女性の場合は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下し、骨盤底筋群のハリや弾力が失われていきます。ハリ・弾力の低下は筋肉の柔軟性をなくし、硬化させることを意味します。

特に急激にエストロゲンの分泌が少なくなる閉経前後から、骨盤底筋群の柔軟性を意識しておきましょう。

ホルモンバランスの変化だけでなく、高齢になるほど長年のダメージが蓄積していることも骨盤底筋群が硬くなる要因です。

日常生活の影響

以下のような日常生活の影響でも、骨盤底筋群が硬くなる可能性があります。

  • 便秘
  • 姿勢の悪さ
  • 肥満体型
  • ストレス
  • 運動不足

便秘がちな方は排便時に強くいきみがちですが、お腹に力を入れる行為は思っている以上に骨盤底筋群に負担をかけています。姿勢の悪さや肥満体型も、骨盤底部への負荷を大きくし、硬さを助長させる因子です。

骨盤底筋群は精神面からの影響を受けることもあります。日常生活で過度なストレス状態が続くと、自律神経のバランスが崩れて筋肉が緊張し、ダメージとなります。

体を動かす機会が減ることは、手足の筋力が低下するだけなく、骨盤周りの筋肉も衰える原因です。日頃から骨盤底筋群に悪影響を及ぼす要素を少しずつ改善していくことで、筋肉の硬化を軽減できるでしょう。

骨盤底筋群の硬さを改善する方法4選

骨盤底筋群の硬さを改善する方法には、以下の4つがあります。

  1. 骨盤底筋トレーニング
  2. 横隔膜呼吸
  3. 生活習慣の見直し
  4. フェミクッション ハピネスの活用

骨盤底筋の筋力の維持や回復を目的とした簡単なトレーニング方法やサポートグッズを紹介します。運動不足やストレスを解消するための生活習慣の改善も重要なので、ぜひ参考にしてください。

1. 骨盤底筋トレーニング

トレーニングすることで、骨盤底筋群の硬さを改善できる可能性があります。さまざまな姿勢での骨盤底筋トレーニングの方法を紹介します。

イスに座って行う場合、タオル・クッションなど柔らかく10cm程度厚みがあるものを準備し、トレーニングしましょう。主な手順は以下のとおりです。

  1. 骨盤を立てた状態でイスに浅く座る
  2. 太ももの内側にタオルやクッションをはさむ
  3. 肛門・腟・尿道を締めるように力を入れ10秒キープする
  4. ゆっくりと力を緩める

立ったまま行うときは、壁に背を当て、足を閉じた状態で、同様に締める・緩めるを繰り返してください。机やイスに手をかけて、前かがみの体勢で鍛える方法もあります。

横になってトレーニングしたい方は、仰向けになり、ひざを90度に曲げて行いましょう。ほかの部位に余計な力が入りにくいため、骨盤底筋群を締める動作に慣れていない人にもおすすめです。

骨盤底筋トレーニングでは、呼吸を意識するとさらに効果的です。締める動作のときに息を吐き、ゆっくりと吸いながら緩めてください。いずれの姿勢でも10回を1セットとし、3~5セット程度を目標に鍛えましょう。

骨盤底筋トレーニングの方向を確認する

2. 横隔膜呼吸

横隔膜と骨盤底筋群は一緒に動くため、筋肉の硬さを和らげる方法として横隔膜呼吸(腹式呼吸)も有効です。横隔膜呼吸を意識することで、骨盤底筋群に動きが出て、筋力を鍛えられます。

仰向けで口を閉じ、鼻での呼吸をゆっくりと繰り返したとき、肋骨の下あたりにある横隔膜が正しく上下に動いていれば骨盤底筋群も動いている証拠です。

きちんと横隔膜が動いていない場合は、呼吸法を見直すことが大切です。呼吸の感覚がつかめたら、5秒吸って5秒止め、10秒かけてゆっくり吐く練習をしましょう。

横隔膜呼吸は、便秘改善や体幹の安定・代謝促進など、多くのメリットがあります。日頃から意識して取り入れ、習慣化することがおすすめです。

3. 生活習慣の見直し

生活習慣の見直しも、硬くなった骨盤底筋群の改善につながります。特に正しいトイレの姿勢を心がけることは効果的です。

前かがみの姿勢での排便は、骨盤底筋群への負荷を低減できます。足を台に乗せて前傾姿勢になると、腸と肛門がまっすぐになるため排便しやすくなり、いきむ時間が短縮できる可能性があります。

骨盤底筋群へのダメージを軽減するためには、食生活にも注意してください。食物繊維が豊富な食材や水分をしっかりと摂ることで排便がスムーズになったり、栄養バランスが整い肥満防止につながったりします。

日常生活に運動を取り入れて、筋力低下を防ぐことも大切です。ただし、セルフケアを続けても改善しない場合は、医療機関の受診を検討してください。

4. フェミクッション ハピネスの活用

骨盤底筋群が硬い方は、フェミクッション ハピネスの活用も便秘・骨盤臓器脱を予防する有効な選択肢です。

フェミクッション ハピネスは、下着の上に重ねてはくことで骨盤底筋群を下から支える医療機器です。腹圧による骨盤底筋群への負担を軽減し、筋肉の緩みを防ぐ効果が期待できます。

装着により骨盤底を下方から支持する構造のため、日常生活での骨盤ケアに取り入れやすい設計です。快適なはき心地で外出先でも活用でき、毎日無理なく取り入れられるでしょう。

フェミクッション ハピネスはクラスⅠの医療機器であり、使用上のリスクが低いことがメリットです。ご自身で洗濯できるため、常に清潔な状態で使用できます。

フェミクッション ハピネスの詳細を見てみる

骨盤底筋群のお悩みにはフェミクッション ハピネスを

骨盤底筋群が硬くなっていることにお悩みの方は、フェミクッション ハピネスをご検討ください。

骨盤底筋群は出産や加齢によるダメージで弾力性が低下しやすいことから、骨盤周りのトラブルを抱える女性は決して少なくありません。放置してしまうと便秘だけでなく、腰痛・肩こりや骨盤臓器脱などのさまざまな不調につながる可能性があります。

フェミクッション ハピネスは、骨盤底筋群の硬化・衰えにより生じるさまざまな問題に寄り添う商品です。継続的に使用することで、骨盤底をサポートしやすい環境づくりに寄与します。

ぜひフェミクッション ハピネスを活用して、健康的な毎日を実現しましょう。

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この記事の監修医師

永尾 光一

永尾 光一 先生

一般社団法人日本精索静脈瘤協会 理事長
医療法人社団マイクロ会 理事長
銀座リプロ外科 院長

昭和大学にて形成外科学を8年間専攻。その後、東邦大学で泌尿器科学を専攻し、形成外科・泌尿器科両方の診療科部長を経験する(2つの基本領域専門医を取得)。得意分野はマイクロサージャリーをはじめとする生殖医学領域の形成外科的手術。泌尿器科医の枠を超えた細やかな手術手技と丁寧な診察で、様々な悩みを抱える患者さんから高い信頼と評価を得ている。

この記事の執筆者

三井 桂子

株式会社三井メディカルジャパン 代表取締役

三井 桂子

株式会社三井メディカルジャパン 代表取締役。日本における女性疾患についての認知や理解度の低さに危機感をおぼえ、医療機器開発に着手。子宮脱をはじめとする骨盤臓器脱の治療に用いる「フェミクッション」を開発し、三井メディカルジャパンを通じて発売。

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